公開日: 2024年12月27日 | 最終更新日:2024年12月27日
成年後見制度の手続きの流れ
ここでは、家庭裁判所に成年後見の申し立てをした後の手続きの流れをみていきましょう。
申立てから審判までの期間は事案にもよりますが、2ヶ月以内で審判に至るのが全体の約8割で、制度開始当初と比べると審理期間は大幅に短縮しています。
- 家庭裁判所への申し立て
- 申立書類はこちら
- 家庭裁判所の調査官による事実の調査
- 申立人、本人、成年後見人(保佐人、補助人)候補者が家庭裁判所に呼ばれて事情を聞かれます
- 精神鑑定
- 鑑定費用は5~10万円ですが、実際に精神鑑定がおこなわれるのは稀で、申立て全体の5%程度です
- 審判
- 申立書に記載した成年後見人(保佐人、補助人)候補者がそのまま選任されることが多いですが、場合によっては家庭裁判所の判断によって弁護士や司法書士等が選任されることもあります
- 審判の告知と通知
- 裁判所から審判書謄本をもらいます
- 法定後見開始
- 東京法務局にその旨が登記されます
この記事の監修者

- 司法書士・行政書士
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千葉司法書士会:登録番号第867号
認定司法書士:法務大臣認定第204047号
千葉県行政書士会:登録番号第02103195号
経歴:平成16年に個人事務所を開業。債務整理や裁判、登記業務を中心に20年以上の実務経験。解決実績は1万人以上。
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