ジャックスのブラックリストをＣＩＣから削除したケースの解決事例

消滅時効成立【ジャックス】

相談内容

香川県にお住まいの方から、ＣＩＣに登録されているジャックスのブラックリストを消したいとご相談がありました。

２０年くらい前に作ったジャックスカードのショッピング代金の未払いでした。

ご本人曰く、１０年以上は支払いをしておらず、ジャックスからも請求書は届いていないということです。

このままだとブラックリストがずっと残ったままなので、できることならすぐに消したいということで当事務所にご連絡を頂きました。

以下のページで、ジャックス債権回収サービスに債権が譲渡された場合の対処法を紹介しているので参考にしてください。

解決方法

ご本人がＣＩＣから取り寄せた信用情報を確認したところ、契約内容は以下のとおりでした。

平成１６年にジャックスカードを作成してショッピングで利用していたものの、その後は支払いを滞納していることがわかりました。

通常であれば、返済状況に「異動」と登録されて、異動発生日に滞納が始まった日付が記載されていますが、今回はいずれも【空欄】になっていました。

異動発生日が空欄になっている場合は、かなり（おそらく１５年以上）前から滞納していたと推測することができます。

また、「終了状況」と「保有期限」がいずれも空欄になっていたので、債権は譲渡されておらず、依然としてジャックスが債権者であることがわかりました。

ご本人に確認したところ、１０年以上は支払いも連絡もしておらず、裁判も起こされた覚えはないということでした。

よって、今回は時効の可能性があると判断しました。

そこで、当事務所が内容証明郵便でジャックスに対して時効の通知を送りました。

すると、ジャックスから時効が成立したという内容の回答書が届きました。

その後、あらためてＣＩＣを取り寄せたところ、ジャックスのブラックリストが抹消されていることを確認することができました。

これにより、信用情報を早期に回復させることができました。

内容証明作成サービスであれば、ブラックリストの削除にも対応しているので、まずはお気軽にＬＩＮＥなどでお問い合わせください。

アドバイス

ＣＩＣ、ＪＩＣＣなどの信用情報を取り寄せたところ、昔の借金のブラックリストが登録されていることに気がつくことがあります。

そういった場合は時効の援用をおこなうことで、すぐブラックリストを削除できることがあります。

ただし、信用情報に残っているブラックリストをすぐに抹消できるかどうかは信用情報機関や登録されている内容によって異なります。

ＣＩＣの運用では時効が成立すると「残債務　０円」「終了状況　完了」となり、空欄だった保有期限に５年後の日付が登録されます。

ただし、返済状況に記載されている「異動発生日」は５年残ります。

よって、ＣＩＣでは異動発生日が記載されている場合は時効が成立してもブラックリストが消えるまで５年かかるので、すぐに消えるわけではありません。

ただし、今回の事例のようにもともと異動発生日が【空欄】になっているような古い借り入れの場合は、例外的に時効成立でブラックリストがすぐ削除されます。

これに対して、ＪＩＣＣの場合は時効が成立するとブラックリストはすぐ削除されます。

よって、ブラックリストがＪＩＣＣのみに登録されている場合は時効援用によって、１～２か月で信用情報を回復させることができます。

また、債権が債権回収会社（サービサー）などに譲渡された場合はＣＩＣでは５年、ＪＩＣＣでは１年で譲渡会社のブラックリストが自動的に削除されます。

債権が譲渡された場合、ＣＩＣでは「移管終了」、ＪＩＣＣでは「債権譲渡」と記載されます。

お問い合わせ

当事務所はジャックスの時効実績が豊富にあるので、ご自分で対応できない場合はお気軽にお問い合わせください。

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