遺言の基礎
生前処分として最も多く使われている遺言の基礎を述べます。
まず、遺言は、ほとんどの方が耳にしたことのある単語だと思います。
一般的には「ゆいごん」と発音されることが多いですが、法律実務家は「いごん」と呼ぶことが多いです。
結局のところ、どちらで読んでも構いません。
なお、遺言をするためには満15歳以上であればよく、成年(20歳以上)でなくても遺言をすることができます。
遺言は法律で厳しくその書き方が決められており、それに反すると最悪の場合、全部無効となります。
ビデオなどに自分の意思を撮っておいても、法的には全くの無効です。
よって、現在の法律では法律の要件に従って、紙に書いた遺言でないと有効とはなりません。
自分で書くことができない場合には、それなりの方法がありますので、お近くの司法書士等に相談してみてください。
なお、最近では、本屋でも遺言作成キットなるものが色々と販売されています。
これらのキットを使えば、簡単に遺言を作成することができるので、費用をなるべく抑えて遺言を作成した方には向いていると思います。
また、エンディングノートというものも流行っており、いわゆる終活が注目されています。
興味のある方は一度、手に取ってご覧になってみるのも良いかと思われます。
この記事の監修者

- 司法書士・行政書士
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千葉司法書士会:登録番号第867号
認定司法書士:法務大臣認定第204047号
千葉県行政書士会:登録番号第02103195号
経歴:平成16年に個人事務所を開業。債務整理や裁判、登記業務を中心に20年以上の実務経験。解決実績は1万人以上。
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