過払い請求における引き直し計算
過払い請求をするには、まず相手業者から
「取引履歴」
を取り寄せる必要があります。
取引履歴の開示については、各業者によって手順が多少異なります。
サラ金系の業者であれば
「電話」
するだけで開示に応じてくれるところも多いようです。
反面、信販系の業者に電話をすると
「開示請求書」
なる書面を送付するので、それに署名押印して返送して欲しい、と言われることが多いです。
なお、開示理由については単に
「今までの取引内容を確認したいから」
とでも書いておけばOKです。
この取引履歴の開示ですが、実際に開示請求をしてから、取引履歴が開示されるまでどの程度の日数を要するかについても各業者によってまちまちです。
早いところだと
「1週間」
くらいですが、遅いところだと
「2~3ヶ月」
かかる場合もあります。
履歴が開示されたら、次は
「利息制限法」
に基づいて計算します。
これを一般的に
「引き直し計算」
といいます。
引き直し計算自体は、専用の無料ソフトがネットからダウンロードできますので、手計算をするということではありません。
なお、業者によっては、あらかじめ引き直し計算をした履歴を開示してくるところもありますが、大半の業者は引き直しをする前の約定金利に基づく履歴をそのまま開示してきます。
また、履歴といっても中には非常に見にくい履歴もあり、一般の方が一見しただけでは、その内容がよくわからないものもあります。
そういった場合には、当事務所でも
「引き直し計算無料サービス」
というものをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事の監修者

- 司法書士・行政書士
- 
千葉司法書士会:登録番号第867号
 認定司法書士:法務大臣認定第204047号
 千葉県行政書士会:登録番号第02103195号
 
 経歴:平成16年に個人事務所を開業。債務整理や裁判、登記業務を中心に20年以上の実務経験。解決実績は1万人以上。
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