返済中の業者に対する過払い請求
過払い請求は 「完済した業者」 に対してするものとは限りません。
返済中の業者であっても
「取引期間が長く」
「利息制限法を超える金利」
であったものは、すでに過払い状態になっている可能性があります。
おおよその目安として、取引期間が
「5年」
を超えると過払いになっていてもおかしくはありません。
具体的には、相手業者から 「取引履歴」 を取り寄せて、利息制限法で引き直し計算をしてみる必要があります。
なお、取引履歴については、貸金業者に 「開示義務がある」 とされていますので、個人からの請求でも応じてくれます。
また、返済中の業者に対する過払い請求が、信用情報上でどのような取扱いになるかどうかが気になるところです。
この点については、返済中の業者であっても、結果的に過払いである場合には、いわゆる 「ブラックリスト」 のような取扱いになることはありません。
よって、返済中の過払い請求であっても、手続きが完了後にブラックになることはないので、すでに過払い状態であれば、特に完済をしないでも過払い請求が可能となりました。
詳しくは、お近くの司法書士にご相談されることをおススメします。
この記事の監修者

- 司法書士・行政書士
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千葉司法書士会:登録番号第867号
認定司法書士:法務大臣認定第204047号
千葉県行政書士会:登録番号第02103195号
経歴:平成16年に個人事務所を開業。債務整理や裁判、登記業務を中心に20年以上の実務経験。解決実績は1万人以上。
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